コレステロールLH比が、動脈硬化に新しい指標になつつある
LH比、つまり血中の悪玉コレステロール(LDL)と善玉コレステロール(HLD)の比率が最近何かと話題になります。日経ビジネスオンラインで、このLH比が、動脈硬化の「健康アラーム」として、表現されていました。LH比の基準値としては、2.5以上になるとコレステロールを下げる薬物療法が勧められ、生活習慣病予防のためには、1.5以下を目指すよう推奨されています。
悪玉コレステロール(LDL)が低い人でも心筋梗塞になる
ご存知のように、動脈硬化は高コレステロール血症が原因で起き、長期にわたて高コレステロールが高い状態が続くなら、心筋梗塞、脳梗塞のリスクがかなり高くなります。
しかし、日本動脈硬化学会はこの動脈硬化のリスクの診断基準として、悪玉コレステロール(LDL)値が140mg/dl以上、善玉コレステロール(HDL)40mg/dl未満としていました。
しかし、最近は悪玉コレステロール(LDL)値がが140未満の人でも急性心筋梗塞の発作を起こす場合が多いということが表面化しました。加えて、善玉コレステロール(HDL)値が高い人でもまれに動脈硬化症にかかることがあると分かりました。
LH比
そこで考え出された新たな指標として、LH比が登場したのです。これは、冒頭で記したように、血中の悪玉コレステロール(LDL)を善玉コレステロール(HDL)で割った値です。
LH比=悪玉コレステロール(LDL)mg/dl ÷ 善玉コレステロール(HDL)mg/dl
研究の結果、このLH比が1.5を超えると心筋梗塞になるリスクが高くなることが分かりました。この指数によって、LDLやHDLを個別に考えて診断するより正確な診断が出来るようになったようです。
新しい基準では、このLH比が2.5以上になると、コレステロールを下げる薬物療法が勧められます。ビジネスオンラインによると、「一般的にLH比が高い人は2.0以下を目標に、ただし、糖尿病や高血圧など動脈硬化の危険因子がある人は1.5以下を目標に、食生活や運動など生活習慣を改めるよう」にと提案しています。
このLH比の診断基準が、これからどの程度まで浸透するか分かりません。
動脈硬化に新しい指標:日経ビジネスオンライン
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