悪玉コレステロールによる動脈硬化への過程(1)
LDL(低比重リポタンパク)が悪玉コレステロールとばれる理由は動脈硬化を引き起こすからだ。
武さん「コレステロール博士、社会に悪玉が存在するように、人間の体にも悪玉があるんですね。悪玉コレステロールと生活習慣病とはどんな関係でしょうか?」
コレステロール博士「実はLDLは本来は悪玉ではないんですね。それは人間社会の中でも生まれた時から悪玉はいないのと同じです。LDLが様々な条件を満たしたときに動脈硬化を引き起こすので、悪玉コレステロールとなったんですね。」
動脈硬化が生じる過程
前項で動脈硬化と言えば、ほぼアテローム(粥状)性動脈硬化であることについて学びましたね。では、悪玉コレステロール(LDL)がどのようにその動脈硬化を引き起こすのでしょうか?
動脈の血管の内側が、高血圧、高脂血症、喫煙、糖尿病などで、傷できます。当然ながら傷ですから、白血球や血漿板が集まってきます。それだけでなく、血中の過剰な悪玉コレステロールもその傷から血管の壁へ侵入します。
血管の壁の中に入り込んだ悪玉コレステロールはそこでは異物ですから、白血球の一種であマクロファージがそれを食べて取り除こうとします。
しかし、悪玉コレステロールを取り込んだマクロファージはうまく血管の壁の外に排出されずに、血小板などとともに血管の壁の中にコブのようになってとどまってしまうのです。このコブがアテロームと呼ばれ、動脈のこ状態をアテローム性動脈硬化と呼ばれているのです。
| 血管の壁の内側が傷つく | 悪玉コレステロール(LDL)が侵入する | マクロファージが食べてコブになる | ||
| 原因: 高脂血症 喫煙 糖尿病 高血圧 | 原因: 血中のLDLが高い | このコブがアテロームとよばれ、この動脈の状態を アテローム性動脈硬化症と呼んでいます。 |

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