悪玉コレステロールとは?
LDLコレステロールは悪玉と呼ばれています。コレステロールは体に必要なものとして作り出されているのに、悪と善があるのでしょうか?コレステロールを下げる必要のある患者さんが理解しなければならないことですが・・・・。
武さん
「コレステロール博士!先回は悪玉コレステロールや善玉が脂肪であるにかかわらず血液中に溶けて移動できる理由が分かりました。しかし、LDLコレステロールを悪玉、HDLを善玉と呼んでいるのはなぜでしょうか?体が悪と善の支配する場所のように感じます。」
コレステロール博士「初めて悪玉、善玉と聞けば不思議な感じがしますね。しかし、各コレステロールのバランスが崩れると、悪玉になったりするのです。それで特に悪玉コレステロールを下げる必要性が生じるようになります。」
コレステロールに悪と善はない!
すでに紹介したようにコレステロールは体に不可欠な分子です。ですから、悪玉コレステロール(LDL)と呼ばれているものも、善玉(HDL)と呼ばれているものも、本当は悪と善ではありません。
LDL(悪玉)
「コレステロールの運び屋リポタンパク」で考えたように、コレステロールはリポタンパクという形で血中を移動しています。復習ですが以下の5種類があります。
- 低比重リポタンパク(LDL)
- 高比重リポタンパク(HDL)
- カイロミクロン
- 超低比重リポタンパク(VLDL)
- 中間比重リポタンパク(IDL)
「コレステロールを下げる」ようにと、強調されているLDLとは、「低比重リポタンパク」というものです。このLDLは上記のLVDL「超低比重リポタンパク」が、IDL「中間比重リポタンパク」を経て体内で合成され変化したものです。
HDL(善玉)
上記のリポタンパクのうち2番目のコレステロールの運び屋「高比重リポタンパク」がHDLコレステロールでいわゆる「善玉」のことです。
このHDLもコレステロールの運び屋ですがそれはいわゆる回収屋さんです。血液、肝臓、小腸などで合成され、血中や臓器に余分なコレステロールが残らないように、回収して肝臓に運び処理してもらうようにするものです。
余分なコレステロール運び屋というイメージは善玉を連想させます。「コレステロールを下げる食事や運動」に取りかかる場合は、このHDLコレステロール値はできるだけ上げるようにすることが含められます。
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